阪神・岡田監督/一問一答各紙比較表

2023.11.17(高知・安芸)秋季キャンプ最終クール3日目。

報知サンスポスポニチ日刊デイリー
―ティー打撃でどのような意識付けをーーティーバッティングはどんな意識付けを ―ティー打撃はどんな意識付けをしたのか。
「リストターンよ」 「いやいや、だからリストターンよ」
―高めの球を打たせた
 ―高めのボールを投げていた。その意図は?
 「そうや。顔をめがけてな。(手首を強く返すしぐさを見せ)リストを、こうな。意識付けよ」
 「そうや。顔をめがけてな。だからリストをな、意識付けよ」
―上本2軍野手コーチに手本をさせた
 ―上本コーチも手本を示した。
「うまいな、さすがに。水口(打撃コーチ)も、ちゃんとできるもんな。やっぱりちゃんとできんと教えられへんもんな」
 「うまいな。さすがに。水口(打撃コーチ)もちゃんとできるもんな。やっぱりちゃんとできんと教えられへんもんな」


 ―いろんな選手をやらせていたが、小幡は上手だった?


 「いや、そうでもないわ。小幡は」
―右打者なら左手を返すイメージだが、右手も大事
 ―リストターンは引き手(ボトムハンド)を意識しがちですか。
「そうや。後ろの手よ、リストターンは。左手だけでは弱い。やっぱり右の後ろの手が返えらんとボールに負けてしまうんよな」「だからリストターンよ。(スイング時の)後ろの手よ。(右打者の場合)左手だけは弱いやん。右の後ろの手がこうカーンとかえらんと。ボールに負けてしまうんよな」
 「そうや。(スイング時の)後ろの手(押し手、トップハンド)よ、リストターンは。(右打者は)左手だけでは弱いやん。やっぱり右の後ろの手がこうカーンと返らんと。ボールに負けてしまうんよな」
―教えたのは1軍定着を狙う選手
 ―教えた面々は来年1軍に定着しないといけない選手。
「まあ、それは段階があるからのう。若いのは、まだまだ振り込んでって感じや」
 「まあそれは、段階があるからのう。若い選手は、まだまだ振り込んでという感じやからなあ」
―小幡は打撃が課題
 ―小幡は打撃が課題と思うが。
「うん、まあそうやなあ。でも、ある程度、使うたら打ちよるからなあ」
 「うん、まあそうやなあ」


 ―もう1回、木浪への挑戦。


 「まあでもなあ、ある程度、使ったら打ちよるからなあ。はっきり言うてそう思うよ」
―前川は飛距離も魅力かーー前川は ―前川は?
「いや、前川はそんなに飛ばんよ。そんなホームランバッターちゃうから。どっちか言うたら、広角に打つ方やから。そんなに飛べへん。つぶしにいきすぎやからな、スイングが。運ぶ打つ方ができへんからな」「前川はそんなに飛ばんよ。ホームランバッターちゃうからなあ。どっちか言うたら広角に打ちよる方やから。そんなに飛べへん。つぶし過ぎやから、ボールあんまり運べへんやろ。だからボールあんまり上がれへんやろ」 「前川はしかし、そんなに飛ばんよ。そんなにホームランバッターちゃうからなあ。どっちかって言うたら、広角に打つ方やから。そんなに飛べへん」


 ―やっぱり確実性を上げないと。


 「(ボールを)つぶしにいきすぎやからな。スイングが。運ぶ打つ方ができへんからな。そういうスタイルやんか。まあ、だから広角に打つ方やな、ヒットを」
―そういう打者に大切な練習

 ―そういうバッターがああいう(高めのボールを打つティー打撃)練習が大事?
「そら、本当はな。前川はつぶしすぎやから、あんまりボール運べへんやろ。だからボールあんまり上がれへんやろ」

 「そら本当はな。前川はつぶしすぎやから、あんまりボールを運べへんやろ。だから、ボールがあんまり上がれへんやろ」
―スピンの効いた打球につながる練習
 ―去年も言っていた、いいスピンがかからない?
「そうそうそう。そういう打球でないとな。ああいう広角に打てるのは、余計に。ライナー性の、ええ打球を打たなあかんわけやから」
 「そうそうそう。そういう打球でないとなあ。ああいう広角に打てるバッターは、余計にそうやな。ライナー性のええ打球を打たなあかんわけやから」
―岡田監督も現役時代に行った練習かーーあの練習は昔、監督もやっていたのか ―あの練習は昔、監督もやっていたのか?
「やってたやってた。昔はなあ。そんなん簡単なんやけどなあ。コツをつかんだらな、リストターンの。やっぱり後ろの手が勝たなあかんからな。リストは絶対(右打者なら左手に右手を)かぶさなあかんやんか」「やってた、やってた。簡単なんやけどなあ。本当は。コツをつかんだらな。やっぱり後ろの手が勝たなアカンからな」 「やってたやってた。昔はなあ。そんなん簡単なんやけどなあ。本当は。コツをつかんだらな。リストターンのな。やっぱり後ろの手が勝たなあかんからな。リストは絶対、かぶさなあかんやんか。ピッチャーといっしょや。ピッチャーが投げんのと」
―上本コーチは小柄だが、リストターンができているから現役時代に飛距離もーー上本コーチも上背はないがリストターン出来ているから飛距離も ―上本も上背はないがリストターンできてるから飛距離が出る。
「そうそう。ボールに伝わるいうことやな、リストの力が」「そうそう、だからボールに伝わるいうことやな。リストの力がな」 「そうそう、だからボールに伝わるいうことやな。リストの力がな」


 ―(打った後に)三塁へバット飛ばすのも上本もしていた。


 「あれ、飛んでたやろ」
―前のクールではリストターンができれば、三塁側にバットが飛ぶと解説。岡田監督も飛んでいたーー監督も飛んでいた ―監督も飛んでいた。
「当たり前やんか。何を言うてんの今さら。田淵さんなんか、一番飛んどったよな。ホームラン打つ時もな」「当たり前やんか。何を言うてんの今さら。田淵さんなんか一番飛んどったよな。ホームラン打つ時でもな。打って右手でバット持って一塁行ってたらアカンわ。今おるやろ? 右手でバット持ってる右バッターで。そんで走るときに離す。あれは全然リストターンが効いてない、いうことやからな」 「当たり前やんか。何を言うてんの今さら」


 ―できそうでできない。


 「田淵さんなんか一番飛んどったよな。ホームランを打つ時でもな。そらお前、打って右手でバット持って一塁行ってたらあかんわ。今おるやろ?右バッターで右手でバット持ってる。それで、走るときに離す。あれは全然リストターンが効いてないっていうことやからな」
―この日の指導でリストターンができた選手は
 ―できていた選手は?
「そんなすぐできひんよ。なんかの拍子でポンとつかむときあるけどな」
 「そんなのすぐにはできへんよ。すぐにはできへんけど、ストライクゾーンでもそれぐらいパーンと返さなあかんいうことやからな。なかなかコツをつかむのは難しいからな。なにかの拍子で、ポーンとつかむときあるけどな。これやみたいなな」
―昨年は大山がきっかけをつかんだ
 ―昨年も大山もそういう練習をした。
「だからボールをそんなにつぶしにいったらあかんわな。相手の力を利用したらいいんやから、相手のボールとあまりけんかしたらあかんよな、ぶつけに行きすぎて。若いのは、野球始めたことから金属バットやから、ぶつけたら飛んでたからな。バットからすぐ離れてな。(木製)バットも今は固いからな。それは時代やけど。でも、バットに乗らなあかんわな。乗ると言うても、今の若いやつ分からへんもんな。だからリストターン使わへんのやろな。バットに当たったら、ボールがすぐ離れると思ってるから。極端に言うたら、ちょっと引っついとかなあかんやんな、やっぱり」
 「だから、そんなにボールを潰しにいったらあかんわな。そう思うけどな。タイミングやんか。バッティングなんか。相手のボールを利用したらいいんやから。相手のボールとあんまり喧嘩したらあかんよな。ぶつけに行きすぎてな。若いのは野球始めたときから金属バットやから、ぶつけたら飛んでいってたからな。バットも今固いからな。運ぶというか、それは時代やけどな。でも、バットに乗らなあかんわな。乗る言うても今の若いやつ分からへんもんな。だからリストターン使わへんのやろな。バットに当たったらボールがすぐ離れると思てるからな。やぱりちょっとは持たなあかんやん、極端に言うたら、ちょっと引っついとかなあかんやんな、やっぱり。木のバットやねんからな」
―田淵さんの弾道はきれいだったが、運べていた
 ―田淵さんのホームランはきれいだった。運ぶというか。
「そうそう、今、運ぶいう打ち方はみんなでけへんやろ。野球始めた頃から金属バットじゃ。そんなん、しゃあないけどな」
 「そうそう、だから今、運ぶっていう打ち方はみんなでけへんやろ。野球始めた頃から金属バットじゃあのう。そんなんしゃあないけどな」


 ―石嶺さんも上手だった。


 「石嶺もリストターン使おうて打っとったもんな」


 ―金本はつぶす方?


 「そうや、金本はつぶす方や」


 ―松井秀喜とか?


 「おーん」
―飛距離も伸びる
 ―マスターすることで飛距離とか速い球にも対応できる。
「いろんな打ち方したらええわけやからな。いろんな引き出し、持っといた方が絶対得なわけやから。いつもフルスイングできるとこ、自分の好きなところに来るわけないんやから。苦手なとこも来るわけやんか。そんな自分の形で打たれへんで、試合になったら崩されるから。対応するには、やっぱり一つの決まった打ち方やなしに、いろんな引き出しで、いろんな対応できる方がいいよな。いつも一定のスイングなんかでけへんで、素振りみたいなきれいな打ち方。素振りが一番ええスイングやんか。ボールが発生すると崩されるわけやからな」
 「だって、いろんな打ち方をしたらええわけやからな、それは。いろんな引き出しを持っといた方が絶対に得なわけやからな。いつもいつもフルスイングができるところに、自分の好きなところに来るわけないんやから。苦手なとこも来るわけやんか、アウトローとか、難しいボールとか。そういう時は何て言うの、ポーンと返すだけでもええし、いろんな打ち方を持っとかんとな」


 ―自分の形の幅を広げることが大事。


 「そんな、自分の形で打たれへんで、試合になったら。崩されるんやから、バッターは。バッテリーは崩しにきよるわけやからな、打ち方を。タイミングずらしたりな。それに対応するにはやっぱり、一つの決まった打ち方やなしに、いろんな引き出しでもって、いろんな対応ができる方がいいよな。それで率も上がると思うし」


 ―その方がつぶしも効く。


 「そうそう。そんないつもいつも一定のスイングなんかでけへんで、はっきり言うて。素振りみたいなきれいな打ち方な。素振りが一番ええスイングやんか、ボールがないから。ボールが発生すると崩されるわけやからな」
―ブルペンはーーブルペンを見て ―今日のブルペンを見て?
「オーナーは、やっぱり門別はすごいと言うとったな」「いやいや、今日はオーナーに説明しとっただけやん(笑)。どうやらこうやらって。オーナーはやっぱり門別はすごいな言うとったな」 「いやいや、今日はオーナーに説明しとっただけやん(笑)どうやらこうやらって。オーナーは、やっぱり門別はすごいなって言うとったな」「オーナーは『やっぱり門別はすごいな』言うとったな」
―杉山オーナーは野口のフリー打撃も熱心に見ていたーー野口のフリー打撃も見ていた ―野口のフリー打撃も見ていた。
「上(管理棟)から見とって、野口やから下(グラウンド)に降りていったんや」「アレ上から見とって、野口やから下に降りて行ったんや(笑)。次どこ行くんですか、下や言うから、いや下、寒いですよって(笑)」 「(杉山オーナーが)あれ上から見とって、野口やから下に降りていったんや(笑)。次どこ行くんですか、下や言うから、いや下、寒いですよって(笑)」
―門別は、やはり目立つかーー門別は見た感じも違うか ―門別は見た感じも違うか。
「やっぱり肘のしなりな。今中みたいな投げ方するもんな、中日の。肘が柔らかくてしなる、たたんできて。タイプ的にはああいうタイプやろな。ストレートが軽く投げてるけど、ピュッとくるいうかな。(手が)遅れてくるからタイミング取りづらいかもな。しなるから遅れてきてるけど、ボールは手元でピュッと。一番ええよな」「肘のしなりな。軽く投げてるけど。(元中日の)今中みたいな投げ方するもんな、肘を柔らかくて、畳んで来て、ああいうタイプやろな、ストレートが軽く投げてるけどピュッと来るいうかな」 「やっぱり肘のしなりな。軽く投げてるけど。ちょっとあれな、今中みたいな投げ方するもんな、中日の時のな。肘が柔らかくてしなるな、たたんできて、タイプ的にはああいうタイプやろな、今中みたいな、ストレートがピュッとくるいうかな、軽く投げてるけどピュッとくるいうかな」「今中みたいな投げ方するもんな」「今中みたいな、軽く投げてるけどピュッと来るいうかな。一番ええあれよな、軽く投げて、おーん」「タイプ的にはああいうタイプやろな。ストレートがピュッとくるいうかな、軽く投げてるけど。一番ええあれよな、軽く投げて」

ーー手が長く見えるのかバッターから ―打者から手が長く見えるのか?

「遅れて来るからタイミング取りづらいかもわからんな、しなるから遅れて来てるけど、一番エエよな、軽く投げて」 「いやだから、(腕が)遅れてくるからタイミング取りづらいかもわからんな、あれな。しなるから遅れてきてるけど、ボールは手元でピュッとくるというかな、一番ええあれよな、軽く投げて」「予想以上にバッターから見たら速く見える球をもっと投げられたら」
―飛躍のために何が必要かーー一流になるためには何が必要か ―今後彼が一流になるためには何が必要か?
「いやいや、何が必要て、このまま普通にいったらええんちゃう? まだ1年やっただけ。これから1軍でどんどん投げた時に自分の課題も見つかるやろしな。2軍で抑えられたところを1軍では打たれる、そういう可能性も十分あるわけやから。そこで自分がまた上の、抑えられるような制球とか球威とか」「何が必要て、このまま普通にいったらエエんちゃう? これから1軍でどんどん投げた時にな、自分の課題もまだ見つかるやろしな。2軍で投げとったのと違うからな、格が」 「いやいや、何が必要って、このまま普通にいったらええんちゃう?何がってまだ1年やっただけで。1軍でも2試合しか投げてないわけやからな、まあそんなんこれからやん。これから1軍でどんどん投げた時にな、また自分の課題も見つかるやろしな。やっぱり2軍で投げとったのとバッターの違うからな、格が、そら2軍で抑えられたところを1軍ではパーンッて打たれる、そういう可能性も十分あるわけやからな、そこで自分がまた、抑えられるような制球とか、球威とかいろんななあ」
―門別や野口は春季キャンプで1軍に。他に候補はーー春季キャンプに連れて行きたいのは野口と門別くらい ―春のキャンプで連れて行ったらおもろいのは野口と門別くらいか?
「いやまだわからん、それはわからん。その2人は可能性あるしな。オーナーにも言うたけど、春のキャンプで3ケタの背番号を1軍キャンプな。それはちょっと失礼やんか、1軍に選ぶんやったら、やっぱり支配下になってなあ」「まだわからん、それはわからん。その2人は可能性あるしな。まあ春のキャンプでお前、今日オーナーにも言うたけど、3桁の背番号を1軍キャンプでな、それはちょっと失礼やんか。1軍に選ぶんやったら、支配下になってな」 「いやまだわからん、それはわからん。その2人は可能性あるしな。今日、オーナーにも言うたけど、春のキャンプで3桁の背番号を1軍キャンプでな、それはちょっと失礼やんか。1軍に選ぶんやったらなあ、やっぱり支配下になってなあ」


 ―川原は昇格は、外国人のこれからの枠の問題も絡むか。


 「まだそれはちょっとわからん」
―新外国人は前レイズのハビー・ゲラが候補か。交渉が進んでいる
 ―新しい外国人の名前が一部報道で出ていた。
「うん。進むというか、だいぶ前からちゃう?」
 「知らん、こっちの新聞にはそんなん載ってないで。俺らも早版しか見てないから、1面に載ってたらしいやん、大阪のは。それ見てないもん。こっちは早い(時間帯に刷った新聞)やろ?」


 ―パナマのですかね?


 「パナマのな。小さいの(記事)だけ出とったやん。関西は1面出てたっていうから。そんなん知らんもん、こっちの新聞しか見てないから。全然知らんかった」


 ―オーナーも知っている?


 「言うてるよ、知ってるよ、そんなん」


 ―2人獲る?


 「いや、まだ分からん。契約できればいいけど。まあ、きょうのやつはオーナーもビデオで見てるよ」「そら分からへんよ、外国人なんて来てからや。投げんやつ(B・ケラー)もおるやん。分からへんって」


 ―交渉も進んでいる。


 「うん、もう進むというか、だいぶ前からとちゃうん」
―リリーフか
 ―リリーフか?
「そら分からへんよ、来てからや」
 「そら分からへんよ、外国人なんて来てからや。投げんやつもおるやん。分からへんって」


 ―B・ケラーはなかなかないパターンだった。


 「投げへんから分からへんやん。250球くらい?キャンプで。何やったんやろな、あいつ。たぶんあれは故障持ちやったと思うで。見せたくなかったんやと思う、ボールを。俺はそう思うよ。キャンプで中6日で投げられたらたまらんわ。中6で中継ぎやで、先発ちゃうで。キャンプで中6で30球とか40球とか、なんやねん」
―他の選手の映像などは
 ―他の外国選手の映像などは?
「見た見た。この間(候補がメジャーの)40人枠に取られたとか言うてたけど。こっちが狙うやつ、メジャーも欲しいということやろ。それだけ人材不足なんやろな、メジャーも」
 「見た見た、それは。あとはもう契約とか、いろんなあれや。こないだ一人40人枠に取られたとか言うてたけど。それだけ、こっちが狙うやつは、メジャーも欲しいということやろ。リストに入るということやろ。それだけ人材不足なんやろな、メジャーも」
―他に目星のついている投手は
 ―他に目星のついている投手はいるか?
「いや、あとは分からん」
 「いや、あとは分からん」
―絞りきれない
 ―まだ絞りきれてない?
「うん。(ゲラは)パナマやろ。お友達できてええやん、ミエちゃん
 「うん」


 「パナマやろ。パナマは、だいたい、いってるんちゃう。ちょうどお友達できてええやん、ミエちゃん。しゃべれるやん、スペイン語で」「ちょうどお友達できてええやん、ミエちゃん。しゃべれるやん、スペイン語で」
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